2026/08/08 16:17

今年の夏は厳しい暑さが続いていますが、そのおかげで現在は病気の発生も落ち着いています。
しかし今年も、昨年ほどではないものの**「うどんこ病」**の被害を受けました。
うどんこ病は、葉や果実に小麦粉をまぶしたような白いカビが発生する病気です。症状が進むと果粒が傷み、最終的には粒が落ちてしまい、出荷できなくなることもあります。
昨年は特にグロースクローネと瀬戸ジャイアンツで壊滅的な被害を受けました。
この病気は、気温がそれほど高くならない6~7月の梅雨時期に発生しやすく、そのほかにもべと病・晩腐病・灰色かび病など、ぶどうにはさまざまな病気のリスクがあります。
そのため一般的には、収穫直前まで月に数回の防除を続けることが推奨されています。
それでも森の農場では、減農薬栽培にこだわっています。
これはあくまで私自身の考えですが、農薬の散布回数が増えることで、ぶどう本来の風味に影響が出る可能性があるのではないかと感じています。そのため、病気のリスクを理解したうえで、防除回数は一般的な目安よりも大幅に抑えています。
もちろん、防除を減らすだけでは病気は防げません。
そこで森の農場では、
● 風通しを良くするための枝葉の管理
● 園内の環境改善
● 天然由来成分を活用した防除
など、栽培管理にこれまで以上に力を入れています。
それでも今年も病気の被害をゼロにすることはできませんでした。
農業は毎年同じようにはいきません。
気温や雨の量、湿度など、気候が少し変わるだけで病気の発生状況も大きく変わります。
だからこそ毎年試行錯誤の連続です。
ただ、今年の栽培を通して**「ここを改善すれば被害をもっと減らせる」という手応え**を一つ掴むことができました。
この経験を来年の栽培にしっかり活かし、より品質の高いぶどうを皆さまにお届けできるよう努力してまいります。
病気と向き合いながらも、できる限り農薬に頼りすぎず、美味しさを大切に育てる。
それが森の農場のぶどうづくりです。
これからも温かく見守っていただけると嬉しいです。
